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印刷用素材
海洋ゴミって何?
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クイズ
海洋ゴミをさがそう
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クイズ
私たちにできること
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クイズ
海洋ゴミの分解
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Miyako Island


 
海岸清掃 海洋ゴミ
 
海洋ゴミって何?

 人々が海から遠く離れた道路や川などに捨てたゴミが、雨に流されたり風に吹かれたり下水を通ったりして海に流れ出したゴミを、海洋ゴミと言います。海洋ゴミの多くは、海から数百キロも離れた内陸部の都市で捨てられたものなのです。
 
 海洋ゴミの原因は、その他にもたくさんあります。ビーチでピクニックをした時や釣りをした時に出たゴミのポイ捨てや、漁師さんたちが漁に使った網やロープをそのまま海に放置した物、また家庭や工場から出たゴミを直接海に捨てたものも、海洋ゴミになります。
こうして、毎年世界各地から海に流れ出した海洋ゴミが、すごい勢いで増えています。
 
 海に流れ出したゴミは、近くを流れる海流に乗って海を漂いながら、遠く離れた地域や外国の海岸に流れ着きます。また、ゴミの一部は大きなかたまりとなり、海を漂います。それらの海洋ゴミは、海や海岸に生息する多くの生物や環境に悪い影響を与えています。

 
大切な海の生き物の命と、大切な環境を守るためにできること


 魚や海の生き物にとって危険なゴミが、たくさん海岸に打ち寄せられています。 大切な海の生き物の命を守るために、海岸のゴミ清掃にみんなで協力しましょう。

 カメは、レジ袋を大好物のクラゲと間違えて食べてしまいます。
鳥は小さなプラスチックの破片(はへん)やオモチャを魚と間違えてまる飲みしたり、親鳥が巣に運んだプラスチックを食べたひな鳥が栄養不足で死んでいきます。

 また、網(あみ)や釣り糸は動物の体にからまりやすく、体の一部が切断されたり首に巻きついて死んでしまいます。

こんなにある!!  海の生き物や環境にとって危険なゴミ
そのような危険な漂流ゴミについて考えることを、
私たちは
プライオリティ ナンバー ワン と呼びます。
                   
“プライオリティ ナンバー ワン” には、以下のようなものがあります。
                                                   
釣り道具・漁具:
1. 網(あみ)
2. 釣り糸
3. 浮き
4. カニかごや仕掛け(しかけ)
5. ロープ
6. 魚箱 (発砲スチロール製)

プラスチック製品:
7. プラスチックの缶ホルダー
8. レジ袋
9. キャップや缶のふた
10. プラスチックのコップ、ナイフ、フォーク、スプーン
11. サランラップ、サンドイッチバック、プラスチックの容器
12. ストロー、マドラー
13. ペットボトル
14. 風船(ふうせん)

その他のゴミ
15. タバコのフィルター
16. ライター
17. タイヤ
18. 注射器 
(動物だけでなく、地域に住む人々や海水浴をする人達にとって危険です。)
                 
 
注意: 注射器を見つけた時、いろいろな病原菌(びょうげんきん)がついているかもしれないので、子どもはけしてさわったり拾ったりせず、大人の人に処理場に持って行ってもらいましょう。)
19. ビン (浜辺を訪れる人が、踏んで怪我をしたりするため危険です。)
20. 電球や蛍光灯 (割れやすく、破片が飛び散ることが多いので、見たら必ず大人に拾ってもらいましょう。 )

参考資料: 
私たちは、この危険な海岸漂着物である “プライオリティ ナンバー ワン” のゴミがまた海に戻ることの無いように、できるだけ多くを集めるプロジェクトを進めています。
“プライオリティ ナンバー ワン” については、調査研究のための専用ページ 海岸漂着物モニタリング調査マニュアル がありますので、家族の皆さんといっしょに見てください。

下の写真を見ることで、なぜ私たちが海岸清掃を急いでしなければいけないかがわかります。
世界中で、たくさんの生き物が人間の出すゴミの被害を受けています。
私たちが使っているプラスチック製品や、釣りや漁業の道具がこんなに多くの生き物を苦しめていることを、お友達にも教えてあげて下さいね。
 
 
   
Photo Courtesy of NOAA (これらの写真の著作権はNOAA にあります。)
 

私たちにできること!
  1. ゴミはきちんとゴミ箱に入れる。 ポイすては、ぜったいにしない!
  2. 生活の中でゴミをへらす工夫をする。 
  3. 海岸清掃の活動に参加する。
   
 

 人間が道路や川などになにげなく捨てたり、不法投棄 (ふほうとうき) した生活ゴミが海に流れ、黒潮の流れに乗って集まり、太平洋ゴミパッチと呼ばれる大きなゴミの塊(かたまり)になりました。 
(太平洋ゴミパッチ は、「海岸清掃の広場」 でくわしく説明しています。

 漂流ゴミは、80%がプラスチックです。
プラスチックはどんなに小さく分解されても、海の浮遊物(ふゆうぶつ)としてそのまま海面や海面近くの海中に残ります。

 また世界中の多くの海岸にも、近くを流れる海流に運ばれて、たくさんのゴミが流れ着いています。そしてそのゴミが、海の生物の環境(生態系)に大きな悪影響を与えています。 
鳥や魚など海や海岸のそばでくらす生き物が、小さいゴミをえさと間違えて食べ死んでいます。
 
 
海に流れ出したゴミが、分解するまでにかかる時間!
 プラスチックをはじめ家庭から出るゴミが海に流れ出すと、分解するまでに驚くほど長い時間がかかります。 私たちの海と海の生物を守るために、ゴミを海に流さないようにしましょう。

ペーパータオル 2-4週間   (なまり) 50年
新聞 6週間   発泡スチロールのカップ 50年
綿ロープ 1-5ヶ月   ウール製の靴下 1-5年
リンゴの芯(しん) 2ヶ月   ペットボトル 450年
厚紙の箱(ダンボール箱) 2ヶ月   プラスチック缶ホルダー 400年
綿手袋 1-5ヶ月   発泡スチロールの浮き 50年
牛乳の箱 3ヶ月   レジ袋 1-20年
分解可能な植物原料の缶ホルダー 6ヶ月   ベニヤ板 1-3年
紙おむつ 450年   釣り糸 600年
アルミニウム缶 200年   ガラス瓶(ビン) 不明
この資料は、NOAA(ノア)とSea Grant(シーグラント)の調査によるものです。
 
 
私たちが、宮古島で出口調査を行う理由
  ここから先は、ご家族のみなさんや子どもの指導にあたる方々のための、子どもへの解説資料としてお使いください。
 
「なぜ宮古島や沖縄各地に漂着ゴミが多いのか?」 の疑問に答えるシュミレーションモデル:

下の画像は、NOAAの海洋潮流データベースにもとづいたシュミレーション システムを使い、宮古島プロジェクトおよび宮古島キッズネットが独自に作成した、台湾北東部近海の漂流ゴミが4年後にどこまで移動するかの漂流コース計測の一部です。
コースと移動距離はその年の黒潮のコース変動値や季節によっても異なりますが、この画像は宮古島を含む沖縄列島にもっとも大きく影響するコースの典型でもある、11月中旬に台湾東北部沖を通過した後の漂流ゴミの軌道です。
 

Simulation System: Courtisy of NOAA
また、下のシュミレーション・モデルは、NASA の Scientific Visualization Studioが2005年 6月より、2007年 12月までの期間の世界の潮流を記録し、視覚化、映像化したものの一部です。 全期間の潮流動向を20分程の動画にまとめた中から、黒潮と台湾暖流が合流した後、沖縄諸島で時計回りの周回が始まる典型的なコースを取り始めた瞬間をスチール画像として抽出したものです。
 
Photo courtesy: NASA Scientific Visualization Studio - Perpetual Ocean
 
上下ふたつのシュミレーションから解かることは、台湾暖流(TWC) や黒潮に乗って北上した漂流ゴミは、太平洋に抜けた後そのまま黒潮の潮流に乗って北上するのではなく、一部は沖縄列島を複数回にわたり周回した後再び黒潮に乗って北上し、ハワイ諸島、アメリカ大陸西海岸へと向います。

宮古島北東部の海岸に海洋ゴミが多く漂着するのは、奄美大島北部で黒潮と合流する台湾暖流による合流モーメントが作用していることがひとつの要因と考えられます。 

それにより、沖縄諸島を周回する回転運動が始まります。
またこのモデルにも現れているように、周回が沖縄本島と宮古島の間で始まり、先嶋諸島だけの周回コースもよく発生することから、今後も多くのシュミレーションと宮古島での漂着物の分析を続けることで、より精度の高い漂流コースの季節別モデルを算出できると考えています。


これらのシュミレーション画像は、教育現場での資料として自由にご利用いただけますが、他のウエブサイトへの転載や、コンテンツの転用は出来ません。
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